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No.301エッセイの書き方(文章の構成法)
日本人の書く英語論文やエッセイの多くは、「何を一番言いたいのかわからない」「最後まで読まないと書き手の主張がでてこない」という批判を受けることがあります。文法事項を踏まえても、語い数が増えても、どうしてそのような批判が絶えないのでしょうか。その理由には、英語での考え方、日本語での考え方にずれがあるからだと思われます。

ですから、日本語で書いた文章を英語に訳すのではなく、英語の文章を書く作法を身につけなければなりません。英語で文章を書く、というのはその読み手が「うん、そうだ、そうだ」とうなずくように誘導する頭脳ゲームのようなものです。読み手を引き込むような、上手な英文ショートエッセイの書き方のコツを、みてみましょう。
◆まずはトピックを決めます。
何を伝えたいのか、どのような主張をしたいのか、興味のある内容を決めましょう。そのトピックについて、自分はどの立場で話を展開するのかもしっかりと決める必要があります。そのエッセイが結論にたどりつくまでのあいだは、その立場を固持しつづけないといけません。

◆エッセイを書くためのアウトラインを製作します。
キーワードを書き出す

決めたトピックに関連するキーワードを、思いつくまま書き出していきます。この方法をブレーンストーミングといいます。少々的外れと思えるようなキーワードも、アウトライン作成時には書き出しておきましょう。あとになって、なにかがつながってくるかもしれません。

キーワードを整理する

自分のトピックを正しく、説得力のあるエッセイに仕上げるために、どのキーワードを活かしていくかを考えます。すべてのキーワードを使うのではなく、効果的と思われるキーワードを、どのような順で説明していくかを考えます。

3部構成になるように順番を整える

エッセイがスムーズに展開するように、大きく分けて3部構成になるようにパラグラフの中身を整えます。3部は以下の通りです。
  1. 導入部(introduction)
  2. 本論部(body)
  3. 結論部(conclusion)

◆各部ごとにパラグラフを書いてみましょう。
導入部(introduction)

どうしてこのトピックを選んだのか、どの点に興味があったのか、このエッセイで伝えたいことを明確に提起します。日本人はこの部分をどうしても抑えて書いてしまいがちです。その結果「なにがいいたいのかわからない」といわれてしまうのです。オーバーなぐらいに、かつ簡潔に明確に述べてみましょう。

本論部(body)

トピックに関する一般的な情報、それに対する自分の立場、自分独自の見解や意見を述べます。複数のキーワードを扱うことになりますが、パラグラフひとつにつき、用件ひとつだけを述べます。どの順に提示したら読み手を説得できるか、つねに気をつけておきます。

結論部(conclusion)

本論部で論じたことをまとめます。導入部で触れたトピックとズレがないように注意します。この部分では導入部、本論部で触れなかった題材には絶対に言及しないようにします。おまけのように違う事柄に触れてしまうと、せっかく書き上げたエッセイの説得力が弱まることになります。


◆パラグラフを書くときの目安
どの部分の、どのパラグラフを書くときも守るべきルールがあります。

パラグラフの最初の文は、一番伝えたいことを簡潔に述べます。これをトピックセンテンスといいます。1つのパラグラフに、いいたいことを1つだけにします。

トピックセンテンスを支える文が、そのあとに続きます。目安としては、1パラグラフは7行前後でおさめます。

どの文も、長すぎると言いたいことがぼやけてしまいます。簡潔な文章を書くようにこころがけます。


◆ネイティブによるチェック
できれば最後はネイティブによるチェックを受けたいものです。正しい表現やフレーズを知り、それを次回のライティングに使うことで確実に力がついていきます。例えばイーオンでは添削指導コースが6種類あります。自己流からの脱却を図ってみるのもいいかもしれませんね。


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